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農家さん、JGAP始めてみませんか?(その⑥、1.2地図の整備)

  • 執筆者の写真: LEALE
    LEALE
  • 2024年9月11日
  • 読了時間: 2分

皆さん、こんにちは。

いつもご覧いただき誠にありがとうございます。


今回は前回の予告通り、1.2地図の整備について解説させていただきます。

圃場の枚数が多い方は大変ですが、頑張って作成していきましょう!


要求事項はこちら↓



出典:日本GAP協会


この1.2の要求事項を満たすためには様々なやり方があります。

圃場の枚数が少ない方は、手書きやExcelなどで近隣の状況を含めて描写される方もいらっしゃいます。

私のオススメは・・・Google Earthを使う!です。


Google Earthでご自身の圃場を表示させてパソコンのペイントソフトに貼り付け、囲いをつけると簡単に自分の圃場がわかります。

圃場の枚数が多い方はこの作業を繰り返して1つのExcelファイルなどで管理するとわかりやすいです。

また私の知り合いの鹿児島の生産者の方は100枚近く圃場があるのでアグリノートを使用して管理されています。

農業支援系ソフトを使用されている方はそちらをご活用いただければ良いと思います。


これで要求事項の(1)はクリアです。

そこにプラスして東西南北の隣接する土地の使用者が誰で、何を栽培しているのかなどを記載します。

これが非常に『重要』です。


なぜか?

農薬のドリフトの影響があるからです。

ドリフトは被害の可能性だけではなく加害の可能性もあります。

『安全だ!』を証明するためにまずは確実に周囲の状況を把握しましょう。

これで要求事項の(6)はクリアです。


同じような方法で下記項目も『見える化』していきます。

(2)農産物取扱い施設・・・冷蔵庫や出荷調整設備がある方は該当

(3)倉庫・保管庫

(4)廃棄物保管場所・・・一般廃棄物、産業廃棄物、植物残渣などを保管する場所

(5)生産工程で利用する給水場所、貯水場所・・・農薬散布に使用する水や灌水用の水の給水場所や貯水場所を明記します

(7)農薬の残液・洗浄水の処理場所・・・(4)の廃棄物保管場所と同じ方もいらっしゃいます


ご自身の農場の空いている敷地の一部分を囲って残液を地中に染み込ませて処理される方もいらっしゃいます。

これらを纏めると1.2地図の整備は完成です。

2/113クリア、おめでとうございます。

今後この1.2の資料に追記していく項目があります。(汚染水の流入対策やドリフト対策など)またその時になれば解説させていただきます。


次回は1.3生産計画について解説していきます。

引き続きお付き合いよろしくお願いします。

 
 
 

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